運用レポート 栃木県小山市(JCC#1508)

栃木県南部に位置する小山市は、標高の高い運用地がありません。 市内中央を南北に流れる思川を境に西は低地、東は台地となっていますが、見通し距離が伸びるような差はありません。 その代わり全方向開けた移動運用ポイントが各所にあり、Eスポやスキャッターを狙った通信が楽しめます。 アンテナのゲインや高さを考慮して打ち上げ角を意識すると、グランドウェーブが楽しめます。

栃木県内では、Eスポによる8エリアのオープンが南関東より頻度が下がります。 小山市ならば南関東に近い条件で8エリアとの交信ができますので、Eスポシーズンの移動運用はお勧めです。

この風景は、渡良瀬遊水地です。


運用日

2019/12/21 2019/6/22 2018/5/5 2005/6/12 2002/6/1 2001/10/21 2000/5/20


2019/12/21  7:30 ~ 9:00

MODE12345 67890DX
SSB5           5
CW71        1 9

リグ:IC-7300M(50W) アンテナ:5EL F9FT(9mH) 電源:発電機


個人的な移動運用企画として、栃木県南4市の早回り運用をしました。 運用の総括は、こちらをご覧ください。

冬至の前日、朝の5時は夜中のように真っ暗です。 渋滞なしの東北道を走り、運用地である渡良瀬遊水地に近づくころに明るくなりました。 バンド内は空いています。 SSBでCQを出すと、時々呼ばれる程度です。 自動で送信できるボイスレコーダー機能を使っていると、早起きした影響で眠気が襲ってきます。

運用開始して1時間。 SSBの運用に見切りをつけ、CWに切り替えるとようやくコールされました。 シグナルレポートから推測すると、この移動地から人口の多い都内に行くまでに信号が弱くなっているようです。 相手局のアンテナにも左右されますが、小さなアンテナ設備の局には、私の信号は聞こえなかった可能性があります。

小山市は、Eスポやスキャッターの時期に運用しています。 そのころに比べると、運用局は少ないですが、明らかに電波の飛びもよくないように感じます。 どういう伝搬で相手局に伝わるのか考えると、VHFの奥深さを感じます。 小山市は『ただ運用すれば交信できる』という場所ではないと思いました。

今日は早回りの運用ですので、1時間半でアンテナを下しました。 次は栃木市の大平山に向かいます。

続きのレポート>> 栃木県栃木市


2019/6/22  11:30 ~ 15:30

MODE12345 67890DX
SSB2913   22   239

リグ:IC-7300M(50W) アンテナ:5EL F9FT(9mH) 電源:発電機


寝坊をしました。 出発が朝5時の予定でしたが、気が付くと8時。慌ててもしかたがないので、しっかり朝食をとって渡良瀬遊水地に向かいました。 出発が遅い分、各所で混み始めています。11時過ぎに到着し、アンテナを上げました。 今日は北からの風が強いです。 多少アンテナが揺れますが、しっかりしたポールを選べば、ステーは要りません。

さっそくワッチすると、南から沖縄のビーコンが入感していました。 三重のビーコンもいつもより強いです。スキャッターがでています。 お昼前の時間帯で、ワッチしている局も少ないでしょうがCQを出しはじめました。

すぐに2エリア、3エリアの局がコールしてきました。 簡単に交信ができてしまう安定したEスポより、不安定なコンディションのスキャッターが好きです。 南関東の局もスキャッターで交信できます。

福島のビーコンが、非常に強く入感します。 となりの県なので当たり前ではありますが、北のグランドウェーブも気になり、時々アンテナを向けます。 盛岡の固定局が呼んできました。 しっかりした信号です。今日は北方面のEスポは出ていないようです。

熊本の局から呼ばれました。不安定ですが6エリアのオープンを期待して宮崎のビーコンを確認します。 聞こえません。 しばらくCQを出していると、韓国の局が数局コールしてきます。 不得意な英語、相手局の理解に任せて交信を行います。 韓国の信号も安定せず、2局と交信したのみで全く聞こえなくなりました。

運用を始めたときは、多少の青空が見えていましたが、いまは雨雲に覆われています。 雨が小降りになったタイミングでアンテナを急いで下しました。 交信局数は少ないですが、グランドウェーブ、スキャッター、Eスポと、この時期の6mらしいコンディションを楽しめた運用でした。


2018/5/5  7:00 ~ 11:30

MODE12345 67890DX
SSB1412 2 2   2 23

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:5EL F9FT(9mH) 電源:105Ahシールドバッテリー


朝5時に自宅を出発し、東北道を走れば2時間で渡良瀬遊水地に到着します。 今朝は冷たい風が吹いていますが、日差しが強く暖かさを感じます。 さっそくアンテナを上げてワッチすると、福島のビーコンが強力に入感していました。 三重のビーコン、宮崎のビーコンも弱々しく聞こえます。 まずはアンテナを北に向けて、7エリアとの交信を期待してCQを出します。

しかし、呼ばれません。 気がつくと100mほど西で、430MHzのでかいアンテナを上げています。 エレメント数はわかりませんが、4×2の固定局で使うようなアンテナです。 完成まで1時間位かけていました。 高い周波数は大変です。

アンテナを南に向けると、三重県の移動局が呼んできました。 スキャッターが出ているようです。 個人的に不安定なコンディションのほうが燃えますが、空振りCQが延々と続きました。

今日の午前中は、終始こんなコンディションの連続でした。 時々ふわっと浮かんできた3エリアや5エリアの移動局に期待を持つと、その後は全く呼ばれなくなります。 できればもう少し交信数が伸びてくれれば、移動運用が楽しめたかもしれません。

過去に小山市で移動運用するともう少し交信でき、楽しめた記憶があります。 呼ばれない理由が定かではありませんが、小山市が珍しい運用地でなくなった可能性があります。 それ以上に天気のいい連休に、家にこもって無線機に前に座っている人は少ないということでしょうか。


2005/6/12  7:00 ~ 12:00

MODE12345 67890DX
SSB41831   1 42 60
CW1414   1     20

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:5EL F9FT(9mH) 電源:発電機


日曜日の午前中、何も予定がありません。 だらだらと日曜日を過ごすのはもったいないことですので、しばらく運用していない小山市で移動運用を行ってきました。 移動地は毎度利用している渡良瀬遊水地の北の一角、思川の土手です。 思川に沿ってアンテナを北に向けると、7エリアの局が非常に強力に入感してくるポイントです。

天気はうす曇ですが、気温が上がっています。 先日折った肋骨がまだ完璧に治っていないようで、アンテナを上げると痛みが走ります。 さわやかな川風が気持ちよく、眠気を誘います。 今日は久しぶりの移動運用ですので、真剣に運用したいと思います。

各地のビーコンをチェックすると、宮崎のビーコンがふわふわと聞こえます。 滋賀の一斉移動の参加局がガツンと入感し、グランドウェーブの伸びに遠距離との交信の期待が膨らみます。 スキャタ気味に6エリアや7,9エリアの信号も聞こえ、非常に不安定な6mらしいコンディションでした。 このようなコンディションでは、CQを出すとどこのエリアが呼んでくるかわくわくします。 不安定な状態が続き、12時にアンテナを下ろしました。

☆超余談
私の親が子供だった昭和22年。両毛地区はキャサリン(カスリーン)台風の被害に見舞われました。 私の出身地である足利市も被害が大きく、亡くなった方が多数いたそうです。 運用地点の近くにも、その台風被害の「決潰口」がありました。 濁流がこの地点の土手を崩し、市街地に流れ込んだ跡です。 決潰口跡は今は石碑があるだけで、そんなことが過去に起きたとは思えないようなのどかな田園風景が続いています。


2002/6/1  7:00 ~ 11:00

MODE12345 67890DX
SSB4392   132   60

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL HB9CV(9mH) 電源:発電機


栃木からですと、北方面は北海道南部が難しい地域にあたります。 近距離Eスポが期待できるこの時期、オープンの頻度は非常に低いですが道南を狙います。 現在8エリアは道南を中心に5郡残しており、今日は亀田郡の移動情報を得て、Eスポとグランドウェーブ両方を期待できる小山市に出かけました。

移動地は渡良瀬遊水地の北の一角、思川の土手です。 雑草を刈った後で、土手はきれいになっていました。 入梅前の晴天で、朝から気温がぐんぐん上がります。 移動局が少ないのは、サッカーのワールドカップの関係でしょうか。 ワールドカップの記念局がよく聞こえています。 期待の8エリア南部は、まったく聞こえません。

CQを出してみると、仙台の固定局がガッツンと入感しました。 仙台以北の局が全く聞こえず、グランドウェーブの伸びはイマイチ期待できないかもしれせん。 Eスポかスキャッターを探しますが、8エリアのビーコンはまったく聞こえません。 たまに8エリア北部の局が呼んできましたが、短時間で信号が弱くなってしまいます。

待てども、亀田郡の信号はかけらも聞こえません。 どうしても交信したい気持ちが強く、もう少し南に下がった限りなく南関東に近い下都賀郡でチャンスを待つことにしました。


2001/10/21  7:30 ~ 10:00

MODE12345 67890DX
SSB2696    2121 47
CW  1         1

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL HB9CV(9mH) 電源:発電機


1ケ月ぶりの移動運用は、今年まだ運用していない小山市で行いました。 小山市の移動運用は渡良瀬遊水地をよく利用します。 遊水地全体が下都賀郡のようですが、小山市はわずかな面積ですが遊水地の北の一角を占めます。 この日の遊水地には熱気球がたくさん上がっており、空はカラフルな気球でいっぱいでした。 高いところから見る景色は、さぞかしすばらしいものと思います。 水田に着地してしまった気球もありました。 水田は稲刈りの前で、稲穂は重そうに頭をたれていました。 遊水地はススキの穂でいっぱいです。

今朝は、この時期としては比較的暖かでした。 冷たく感じるアンテナも軽めの冷え具合で、組み立ても楽です。 7時に準備完了し、リグのスイッチを入れました。 各地のビーコンをチェックすると2エリアのビーコンはいつもより弱く、かすかすに入感してる程度でした。 グランドウェーブは、それほど伸びていないようです。 移動情報にあった徳島県三好郡は、グランドウェーブによる交信は難しそうです。 スキャッタの出現を期待し、交信のチャンスを待ちます。

8時過ぎ、南東方向のスキャッタに気づきました。 2エリアのビーコンが強く入感しています。 三好郡を期待して探しますが見つかりません。 天気予報によると西日本は雨のようですから、移動は中止されたのでしょうか。 交信した局に三好郡の信号を確認すると、聞いていないと返事がきます。 三好郡と交信がしたくて、いつくかの局が条件の条件のいい場所でアンテナを上げているようです。 ずいぶん待ちましたが、運用する気配もなく、三好郡はあきらめることにしました。

三好郡の運用を待ちながらCQを出すと、1エリアのほか、スキャッターで2,3エリアと交信できました。 あまり経験がないのですが、8エリアからもスキャッターで呼ばれました。 岩手県内で最後まで交信できなかった岩手郡が、2局連続して呼んできました。 縁がないときはサッパリ交信することができませんが、こんなこともあるのだなと思いました。 2エリアのビーコンは、強くなったり弱くなったりを繰り返しています。 1エリアも南関東の局はスキャッターによる交信もあったと思います。 不安なスキャッターは、次にどこのエリアが呼んでくるかワクワクして好きです。 残念なのはEスポシーズンと比べて、運用局が少ないことです。

10時近くになるとスキャッターも弱くなり、CQの応答も悪くなってきました。 CWをリクエストされましたがエレキーを忘れてしまい、マイクのPTTスイッチをON/OFFさせて無理やり交信しました。 とっても下手なモールス符号が、空を飛んで行きました。


2000/5/20  7:30 ~ 13:30

MODE12345 67890DX
SSB3791 3 18  1  69

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL HB9CV(9mH) 電源:発電機


都内の自宅を出るときはどんよりした空でしたが、渡良瀬遊水地に到着するとザアザア降りの雨になりました。 雨かっぱを着て上げるアンテナは、いつもより重たく感じました。 かなり雨が強いので、電源は発電機ではなく自動車のバッテリーから取ることにしました。 しかしこれが失敗。回り込みが発生させてしてしまい、モタモタしているうちにEスポが終わってしまいました。

ますます強まる雨にこれ以上運用する気もなくなり、持参したおにぎりを食べて帰りました。

都内の自宅に戻ってから、栃木県内の局から電話がきました。
「今、すごく強いEスポが出ているよ」

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