WAGA日記14

14. 縁がない ~ 大雨とコンディションに遊ばれる ~

2003年04月20日

私が働く業界は、3月末日納品という仕事が多くあります。 約束通りの納品ができても、見つかった障害やら調整の対応で、4月末日に再リリースを求められることがあります。 するとオールJAコンテストに出られなくなります。 さらに4月後半に障害やら調整の必要がでてくると、ゴールデンウイークがなくなります。 今年は、3月末日までにきっちり納めることができました。 無事に6mがにぎやかになる季節を迎えることができます。

ローカル局やインターネットの情報によると、最近はスキャッターが好調のようです。 佐賀県藤津郡と長崎県北高来郡の移動情報をいただきました。 6エリアとの交信は、グランドウェーブによる交信は限界を越えていますので、スキャッターを狙うとして、南東~南西が開けているシャックでチャンスを待ちます。 何とかこの2郡との交信が目標です。

天気予報をみると、心配なこととして九州地方はまとまった雨が降っているようです。 移動運用では、雨は大敵ですし、まして大雨では危険も伴います。 運用開始を待っていると、電子メールで運用中止の連絡をいただきました。 移動運用は無理して行うものではありません。 連絡をいただいた局に移動運用を計画してくださったお礼を伝え、シャックで未交信の9郡を探します。 ローカル局の情報によると、Eスポやスキャッターが出ると運用を始める藤津郡の固定局がいるそうです。 佐賀県や福岡県の局からも、同様の話を聞いています。 交信のチャンスがなくなった訳ではありません。

しかし、連日好調と聞いていたスキャッターが全く出ません。 ノイズを聞きながら、VFOを回す手も疲れえきました。 日が暮れてもうバンド内が静かになってしまったタイミングで、リグのスイッチを切りました。 縁がないとは、このようなことを言うのかと思いました。