20. やっとできた大原郡 ～ ねばることが結果につながる ～

2003年05月18日

今週末は、島根県内のミニ移動が行われています。 限定した地域の一斉移動や、規模を縮小したミニ移動は、WACAやWAGAアワードを目指す者にとって大きなチャンスです。 入手した情報によると、交信実績のない島根県大原郡と八束郡は運用予定に入っていません。 がっかりしましたが、過去には飛び込みで参加する局や周囲のCQに触発されて固定局が運用を始めるというケースも考えられます。 最後まであきらめてはいけません。

昨日は徳島県三好郡と交信できた後、日没まで下都賀郡藤岡町の渡良瀬遊水池で運用していました。 時々弱いスキャッタを確認しただけで、ほとんどが安定したグランドウェーブで、栃木まで島根県内の電波は届きませんでした。

一夜明けて、今日は常置場所で島根県大原郡と八束郡の交信を狙います。 栃木からですとグランドウェーブによる交信は厳しいと判断し、Eスポかスキャッタによる交信を期待します。 リグのスイッチを入れるとバンド内が静かです。 昨日と同じようなコンディションなのかもしれません。

何も聞こえず諦めかけた夕方、子供がカエル捕りにいきたいというので、網を持って近所の小川に出かけました。 東京の自宅周辺には、カエルが取れるような川がなく、子供たちは田舎に戻ったときの楽しみにしているようです。 カエルやザリガニを捕って、触ったり観察した後、小川に返しました。 親子そろって泥だらけになって戻りました。

つけっぱなしにしていたリグから聞こえてくるノイズが変化しています。 不安定ながらEスポがでており、6エリア北部の局がQSBを伴って入感しています。 栃木では6エリア北部がEスポでオープンすると、一緒に4エリア西部もオープンします。 これはチャンスかもしれません。

きついQSBを伴う明らかに6エリアと違う電波を伝えました。 「オオハ・・」と聞こえましたので、この局は大原郡での運用局に違いありません。 さあ、コールサインは？信号よ、浮かんで来い！！

コールサインも確認でき、パイルアップになっている中に自分のコールサインをねじ込みます。 1エリア南部のほうが強く開いているようです。 何度となく1エリア南部の局に呼び負けしましたが、このチャンスを逃すわけにはいきません。 何分ぐらい呼んだのでしょうか？ずいぶん時間がかかったように思えますが、ようやく交信することができました。 なかなか縁のなかった大原郡と交信でき、ほっと一息です。

全郡交信まで5郡。