WAGA日記30

30. 楽しむだけの移動運用 ~ 移動運用の基本かも ~

2003年06月14日

先週までは、アワードへのこだわり強すぎたため、アマチュア無線を楽しむという気持ちにはなれませんでした。 「コンディションが悪かったらどうしよう」「交信のチャンスを逃したらどうしよう」と心配ばかりしていて、眉間にしわを寄せてリグの前に座ってワッチをしていました。 しかし、これからは自由に、心から楽しむ移動運用に出かけられます。 午前中はかねてからよく移動運用して欲しいとリクエストをいただいていた大田原市。 午後は標高が高く、たくさん交信ができる矢板市で運用します。

こだわりがない交信は、誰が応答してきても楽しいものです。 50MHzを始めたばかりのときは、きっとこんな気持ちで交信を楽しんでいたのかも知れません。 過度にアワード志向が強まると、QSLカードを持っている市郡と交信は不要に感じます。 交信しても感動がなくなり、未交信の市郡と交信したいという欲求から、愛想のない交信になってしまったかも知れません。 もうそういう感覚で交信するのはやめようと思いました。

大田原市はあまり交信できませんでした。 盆地状の地形は、1エリアであっても交信しにくく、空振りのCQが続きます。 午後の矢板市では標高の高いポイントから運用したため、1エリアとたくさん交信ができました。 1時間ほど執拗なビートもかけられましたがなぜか腹も立たず、ビートを避けて交信していきました。 長い間ビートをかけ続けた局も、ご苦労だったと思います。

交信でも、全郡交信達成のお祝いを受けました。 ありがとうございます。うれしいですが、褒められ慣れていないため、少々恥ずかしいような気持ちでした。 「次はCWでWACA、WAGAですか?」と聞かれると、いまだにCW下手で「はい」とは言えませんでした。 50MHzで全市全郡と交信できましたが、技術や知識はやっと入門を終えたレベルです。 これからも50MHzを楽しみつつ、50MHzの不思議を探っていきたいと思います。 しばらくは、楽しむだけの移動運用にしたいと思います。