1. きたっ、8エリア最後のQSLカード ~ 北方向のEスポからの解放 ~

2002年8月29日

50MHzのWAGAを受賞した栃木県内の局に、『苦労した郡』を聞きました。 すると必ず8エリアの南部の郡が出てきます。 ちょうど距離的に、Eスポが頻繁にオープンしない地域です。 さらにこのエリア内に存在する郡の数は、ダントツに多いということがあります。

栃木県内で運用していると、8エリアがオープンしても南関東のQRP局に呼び負けます。 7エレと200Wで運用していても、QRP局に負けます。 また大オープンすると7エリア南部や新潟も一緒に開けるので、8エリアの運用局は『7と0のエリア指定』をしてきます。 ちゃっかり栃木より条件のいい長野の局がコールしていたりすると、悔しがるしかありません。 北関東の局は、こんな感じで8エリアの交信に苦しんでいるのだと思います。

2002年のはじめ、8エリアは岩内郡,亀田郡,沙流郡,爾志郡,三石郡の5郡が残っていました。 なかなか縁がないために、8エリアで何度も交信している局に電子メールを出しました。 5郡の移動運用のお願いはかなり図々しいと思いましたが、快く三石郡の移動運用を約束していただきました。 さらに8エリアで移動運用を活躍する各局に声をかけていただき、沙流郡を除いて一挙4郡と交信することができました。 暖かいご支援に感謝を通り過ぎて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

8月に入り、Eスポでは遠距離ばかりが聞こえる季節となり、半ば沙流郡との交信をあきらめていました。 そんな頃、8月17日に移動運用の情報を得ました。 早朝から運用を行うようですので、MSで狙えます。 MSの時期でもあり、交信の確率は非常に高いと期待を膨らませました。 沙流郡からの電波はふわっと浮き上がり、短時間ですが非常に強力に入感しました。 そのタイミングでコールし、無事に交信することができました。

その時交信したQSLカードが、今日ポストに入っていました。 7エリアと0エリアは、既に全郡のQSLカードを取得しています。 極端なことを言えば、もう西方面だけを集中すればよいわけになります。 これは日ごろから8エリアとの交信で苦労している栃木県内局としては大きな前進です。 WAGAを目指して、さらに鼻息が荒くなります。