WAGA日記02

2. 基本はワッチ、飾磨郡と交信 ~ 移動運用しにくい郡との交信 ~

2002年8月31日

時々、6mマンと会うことがあります。 ある日、兵庫県内を中心に50MHzの移動運用で活躍されている局と都内で食事をしました。 栃木県内では兵庫県西部との交信が、グランドウェーブでは厳しく、Eスポのオープンも少ない地域になります。 この地域にある飾磨郡と赤穂郡は交信したことがありません。 どのような条件であるか聞いてみます。

話によると、赤穂郡は移動運用しやすいようですが、飾磨郡から栃木まで電波を飛ばすことは容易ではないようです。 飾磨郡は山に囲まれた地域と、瀬戸内海に浮かぶ島で構成されるようです。 移動運用しやすさは山間部ですが電波が飛ばず、瀬戸内海の島では電波の飛びは期待できますが、島へ渡ることがネックになるようです。 それでも移動運用にアクティブな局が多い兵庫県内。まあ大丈夫だろうと思っていたら、今まで残してしまいました。

北関東の残暑は厳しく、エアコンのない無線部屋は汗が噴き出ます。 夕方、涼しくなったころ、リグのスイッチを入れて身の入らないワッチをしていました。 窓を全開にし、ヒグラシの鳴き声がうるさく響きます。

ふわふわと弱く入感する局を見つけました。 音の感じだと遠距離のグランドウェーブの信号です。 集中するためヘッドフォンをして、アンテナの方向をあわせてじっくり聞いてみました。 かすかすの信号の上、弱いQSB。 何度かあきらめようかと思いましたが、「しかま」と聞こえました。 これは絶対に交信しなければなりません。 幸い呼ぶ局もなく、すんなり交信することができました。

アワード完成が間近になると、スケジュールによる交信に頼りたくなります。 基本的なワッチをしっかりやれば、必ずチャンスが来るものかもしれません。 今日の飾磨郡との交信は、運がよかったといえます。 アワード完成に向けて、できる限りワッチを行うべきと思いました。

全郡交信まで11郡。