WAGA日記12

12. 今年はもう終わり ~ 来年のWAGA完成を誓う ~

2002年11月06日

兵庫県赤穂郡。 3エリアの西の端は、栃木県内からグランドウェーブによる交信が限界といっていいような距離です。 遠距離からのグランドウェーブの信号は、時々ふわっと浮き上がることがあります。 どのような現象か、どのような伝搬か研究者ではないのでわかりません。 粘り強く信号を聞いていれば、何かのチャンスはあります。 今回も冷や冷やしながらの交信でしたが、しっかりとレポートの交換ができてよかったです。

交信の興奮も冷め切れないまま自宅に戻り、パソコンを起動しました。 赤穂郡で運用していた局から、電子メールが着信しています。 すでにQSLカードを郵送していただいたようです。 私も慌ててQSLカードを、感謝の手紙とともにポストに入れました。

6日の夜、仕事を終えて帰宅すると、机の上に1通の封筒があります。 ハガキよりちょっと大きなサイズの封筒は、100%QSLカードです。 封筒を開けると、赤穂郡のQSLカードが入っていました。 運用していただいた局に感謝するとともに、鼻息が荒くなります。 来年の完成を目指したいです。

WAGAの申請に必要なQSLカードは9枚。 目前と言いたいところですが、WACAでも経験しましたがここからがモヤモヤします。 偶然の交信の可能性は、限りなく低くなります。 各エリアのアクティブな6mマンに頼ることを前提に計画は失礼ですが、支援が必要であることは否定できません。 ご都合をつけて移動運用のリクエストに応えていただける6mマンの心遣いがうれしいです。

これから栃木は季節風のシーズンになります。 乾燥した『からっ風』はノイズが高くなり、ぎりぎりの信号は埋もれます。 今年はこれ以上の進展は望めません。 来年は全郡と交信し、WAGAを申請したいと思います。