WAGA日記16

16. 佐賀郡のかけら ~ コンディションはいつも気まぐれ ~

2003年05月05日

東京コンテストが終わってからシャックに戻ると、数時間前は強力に入感していた宮崎のビーコンは聞こえず、バンド内は静かになっていました。 6mはいつオープンするかわからないバンドです。 シャックにいるときは、オープンの兆しがすぐに分かるように宮崎のビーコンの周波数を大音量で聞いています。 事情を理解しない家族は、「ザーザーうるさい」と文句を言います。 都合の悪い家族のクレームは聞き流し、耳はスピーカーから流れるノイズに集中します。 バズ音が聞こえはじめると、慌ててリグの前に駆けつけます。

5月3日は昼前後だけではなく、夕方もの6エリアがオープンしました。 バンド内を端からていねいに探しましたが、未交信である郡からの信号は捕らえることができません。 何度も偶然はないものです。

5月4日もEスポがでましたが、長距離Eスポで沖縄の局だけが強力に入感していました。 沖縄ではない6エリアが聞こえないか念入りにワッチしますが、時間だけが経過してEスポは消えていきました。

今日はゴールデンウィークの最終日。 都内の自宅に戻らなければなりません。 朝からバンド内は静かな状態で、Eスポの気配がありません。

福岡の局から、佐賀郡で移動運用をしている局がいると電話が入りました。 これはチャンスとリグのスイッチを入れ、バンド内を探りますがバズが聞こえるだけでした。 ほんの一瞬でもいいからオープンしてくれと祈りますが、なかなかコンディションは味方してくれません。 時々佐賀郡の移動局の信号のかけらが聞こえますが、コールできるような状態ではありません。 そのうち佐賀郡の運用周波数で、1エリアの移動局が運用し始めてしまいました。 ああ…もうだめだ。 Eスポやスキャッターがでる雰囲気でもなく、今日は佐賀郡のかけらを聞いてあきらめました。