DC cable DCケーブル
リグに付属のDCケーブルを使用しましょう。 リグによって電源コネクターの形状が異なりますので、あえて他のものを選択などは考えないほうがいいです。 付属のDCケーブルは、ケーブルが長めです。 そのまま使っていいのですが、長すぎると邪魔になります。 必要な長さにカットして、終端を圧縮端子で処理したものを使うといいでしょう。
圧着端子を付けてみる
ケーブルの先端の銅線をむき出しで使っても問題はありませんが、繰り返し使っていると先端の銅線がボロボロになり美しくありません。 そのような場合は、圧着端子で先端を処理しましょう。 圧着端子は、安定化電源の端子に入るサイズのものを選びます。 形状は、Y型とR型(丸型)があります。 Y型は安定化電源の端子を少し緩め、差し込めば簡単に接続できます。 R型は端子を外してからはめて、端子回して締めなければなりません。 選択は好みとなりますが、Y型の方はセットアップの時間が少し早くなります。 移動運用には、Y型が向いていると言えます。
コネクターを付ける
私は何度か電極を逆につなげ、ヒューズをとばしました。 予備のヒューズですぐに処置できますが、できればこういう失敗はしたくありません。 その対策として、ケーブルの中間に二極のコネクターをつけています。 ホームセンターの自動車部品のコーナーで売っているものです。
圧着端子をつけた先端側は、あらかじめシールドバッテリーに付けておきます。 移動運用ではコネクターをつなげると、リグと電源はつながるようにしてあります。 コネクターはプラスとマイナスがTの字(90度異なる)ために、逆に接続するようなミスは起きません。 うっかりの多い私には、頼れるアイテムです。
パッチンコアをつけてみる
何度か回り込みで苦労したことがあり、DCケーブルにパッチンコアをつけています。 このパッチンコアは魔法のアイテムではありませんが、回り込みが収まった事実があります。 移動運用の時も、工具箱の中にいくつかコアを入れてあります。
SPQの移動運用事件簿
その1.予備のヒューズがない
慌てて運用準備を行っていると、何かしら失敗があります。 リグとシールドバッテリーをつなぐと、イヤな音が聞こえました。 ヒューズが飛んだ音です。
道具箱の中のヒューズを探しますが、見当たりません。 今日は運用せず帰るしかないかと恨めしく切れたヒューズを見ていると、自動車のヒューズと同じ形であることに気付きました。 自動車のヒューズボックスを空けると予備のヒューズが同じアンペアのもので、これを使って運用できました。
その2.SWRが下がらない
送信するといつもよりSWRが高い。 マイクのPTTボタンを握ると、変な音がする。 無理やり運用していると、「音が変ですよ」と言われてしまう。 最初は何が起きたかさっぱり分かりませんでしたが、回り込みです。
原因はぐちゃぐちゃにまとめたDCケーブルでした。 DCケーブルを適切にカットし、パッチンコアをいれ、他のケーブルとクロスしないように配置します。 これだけで回り込みがなくなり、快適に運用できるようになりました。