Extension cord 延長コード
発電機を使用する場合、発電機と安定化電源とつなぐために必要になります。 リグは、発電機のノイズが影響する場合があります。 なるべくリグから発電機を遠ざけるように、必要な長さのコードを用意します。 家庭用の延長コードも使えますが、少し余裕を持って太めの業務用のケーブルの使用をお勧めします。
最適なコードの長さは
移動運用中、オートバイが近くを通過するとパタパタとノイズが聞こえた経験はありませんか。 発電機のエンジンは、オートバイとほぼ同じと考えていいでしょう。 あまり近づけるとノイズの影響を受ける可能性があります。
経験上の意見ですが、発電機は2サイクルと4サイクルで差があるように思えます。 2サイクルは近くで動作するとノイズが入りましたので、30m位距離を取りました。 4サイクルは、リグの近くでもノイズを感じませんでした。
推測になりますが、発電機の機種にもよっても違いがあるかも知れません。 使用する発電機が、移動運用ではどのくらい離せばいいか確認する必要があると思います。
コードの太さ
電線は、太い方が電圧降下の影響は受けにくいです。 特に長い延長コードを使う場合は、配慮をしたほうがいいと思います。 私はあまり意識をして延長コードを買いませんでしたが、ホームセンターで売っている太めの延長コードを購入すれば間違えないと思います。 延長ケーブルの説明書には、定格以上の使用電力は、コードの焼損もありえると説明に書いてあります。 定格が少し余裕のあるものを選ぶといいでしょう。
コードの色
色などは好みで選んでいいと思いますが、人が多い場所で使用する場合は目立つ色のケーブルがいいと思います。 第三者がケーブルに足を取られたなどという事態の防止になります。
長い間使用していると、淡い色のケーブルは汚れます。 汚れが目立たない色は黒ですが、どう考えましょうか。 結論としては、お好きな色を選んでくださいということになるでしょう。
SPQの移動運用事件簿
その1.延長コードを忘れた
2サイクルの発電機に、安定化電源のACコードを直接差し込んで使ったことがあります。 発電機とリグの距離が近く、運用どころじゃありませんでした。
交信する相手局から「後ろがにぎやかですね」と言われ、パタパタとしたノイズがうるさく集中して受信ができません。 早々に運用をあきらめて、帰宅しました。