JK1SPQの平日なシャック

常置場所アンテナ

平日は働いています

私はシステムエンジニアとして、信号処理の分野におりました。 特に微弱な信号を取得して、信号から解析を行うといったプログラムはずいぶん作成しました。 そのような仕事をしていると、デジタル通信は全く興味が湧かなくなります。 今のトレンドに乗ることができず、50MHzの昔ながらの通信にしがみついています。

最近は、技術系の仕事はなくなり、社内のお世話係。 これが意外と様々な課題が生まれ、労働時間も長引き、平日はほとんど無線をすることができません。 幅広い年代の社員とコミュニケーションから、会話の大切さを感じる毎日です。 アマチュア無線でも『会話』は大切だと思います。 相手局に対して、どういう情報を提供することがベストなのか、考えながら交信するとその奥深さを感じます。

無線部屋、OPEN!

以前はリビングにTS-690を置き、元気よくCQを出していました。 自宅をリフォームすることになり、家族の心遣いによって無線部屋が提供されました。 現在では生活と切り離された空間で運用ができます。

同軸ケーブルも、北側の無線部屋から南側のベランダまで屋根裏を通してもらいました。 もう室内を同軸ケーブルが横断するようなことがなくなりました。 見た目スッキリな配線となり、家族も満足しています。

アンテナの難しさ

市販のアンテナを業者にあげていただいた『休日なシャック』とは異なり、アンテナの設置に苦労しました。 アンテナは物干し竿に紛れるようにあり、周囲の影響を大きく受ける関係上、市販のアンテナのマニュアル通りの組み立てではSWRが高くて使えません。 物干しの他、ベランダのフェンスも厄介な存在でした。 ショートバーの位置をいろいろ替えてみた結果、SWRが下がる点が見つかりました。 ちなみに、物干し竿の位置を変えると、SWRは跳ね上がります。

きっとこれがアパマンハムの難しさではないかと感じました。 一戸建てにタワーを立てる、移動運用でアンテナを上げる等は、マニュアル通りでSWRがほぼ下がります。 アパマンの場合、試行錯誤が加わりますので格段に難しくなります。

関東ローム層の上という条件

関東ローム層の上に立つ中層マンションからの眺めはそこそこよく、地形は南の多摩川に向かってゆっくりと下っています。 波長の長いHF帯は電波の飛びが期待できると想像していますが、50MHzは地形の影響はなさそうです。 それより6階という地上高が影響として、電波の打ち上げ角は低くなっているようです。 2エレのHB9CVを使っていますが、DXに対してはそこそこの効果を感じています。 その反面、打ち上げ角を高くしたいEスポには不利の様です。

グランドウェーブはどうかと言いますと、アンテナのある南側ベランダでは神奈川県を超えると海になってしまいまうので評価がしにくいです。 過去に深夜、北側の共用廊下にダイポールを仮設したことがありますが、宮城県や新潟県と50MHzで交信できました。 6階ですと大体20m位の高さでしょうか。 グランドウェーブはそこそこと言えます。