JK1SPQの自由な移動運用
電波がよく飛ぶ場所へ
住宅事情でアンテナが上げにくい、電波が飛びにくい環境に住んでいる、こんな場合は移動運用が解決してくれます。 私の2つのシャックは、いずれも恵まれた無線環境ではありません。 アマチュア無線を楽しむためには、私にとっては移動運用が必要でした。
野外での運用は、のびのびと運用できます。 しかも電波が飛ぶ場所がたくさん。 特に50MHzでは、電波が届きにくい場所と、移動運用を使えば交信できてしまいます。
しっかり飛ばす
移動運用では、私はたくさん交信するために出かけます。 できる限り広範囲に電波を飛ばし、CQを積極的に出して多くの局にJCCやJCGサービスしたいと考えます。 したがってお手軽な移動運用ではなく、考え抜いた設備を使って運用を心がけています。
免許で許された出力を利用し、送受信が有利になるようにアンテナも最低でも5エレを使います。 50Wは、アマチュア無線では決してハイパワーではありません。 運用する場所を選ぶことで固定局に負けない電波を届けます。
ライトな設備で飛ばす
自動車で行ける移動運用場所では、5エレ以上のアンテナを使い、出力も基本的に50W出力で交信します。 国内には、自動車で行けないが電波がよく飛ぶ場所がたくさんあります。 そのような場所には、軽い設備をデイパックにつめて、徒歩で向かいます。 俗にいう『担ぎ上げ』という移動形態です。 軽い装備なので出力やアンテナのゲインは劣りますが、運用場所でカバーします。
担ぎ上げの場合は、2.5Wとダイポールを使います。 ライトな設備ですが、こんな設備でも300km位先まで、電波は飛んでいきます。 どこでも電波は飛ぶわけではなく、飛ばせる場所を選んで運用を行います。
+αのお楽しみ
せっかくの移動運用、よく遊ぶことを心がけています。 たくさん交信をし、満足できたら、次は近隣の観光を楽します。 その土地の食べ物をいただくことも、移動運用の楽しみです。
そして国内には温泉がたくさんあります。 気温が高い時期の移動運用では汗をかきます。 気持ちいいお湯に浸かり、スッキリした上で帰宅すると、大満足な一日となります。