栃木県安蘇郡(JCG#15002)

栃木県安蘇郡

Photo.

移動運用のヒント

2005年2月、安蘇郡は佐野市に合併され、消滅郡となりました。

安蘇郡は足尾山地の中にあり、山の間を河川が北西から南東に向かって流れています。 移動運用できそうな峠道はいくつかあるものの、切通し状になっているところばかりで、ベストな運用地がありません。 交信する方向を限定させながらテクニカルな移動運用ができたのも安蘇郡の特徴でした。

INDEX

2005/01/022002/10/122002/08/032002/07/062002/05/032001/09/082001/07/202001/03/312000/04/282000/04/22

2005/01/02  13:00 ~ 16:00

MODE12345 67890DX
SSB98           98
CW1           1

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:5EL  F9FT(9mH) 電源:発電機

ニューイヤーパーティーをサボった年は、1年を通じてアクティビティが低かった傾向があります。 6mの移動運用は面白いですが、目標がなくなると出かけるのが億劫になり、アマチュア無線という趣味の世界から離れてしまうような気がします。 ニューイヤーパーティーはその年のアクティビティを占うイベントですので、安蘇郡田沼町で運用してきました。 山の中は雪が積もってました。

安蘇郡は2月末日で佐野市と合併し、消滅郡となってしまいます。 今回が最後の安蘇郡からの運用かもしれないと思うと、寂しさがあります。 CQを出すとすぐに呼ばれ、98局連続して呼ばれました。 安蘇郡が消滅する最後ということで、たくさんの交信ができたものと思います。 できるだけ長く運用していたかったのですが、誰も通らぬ林道が凍結する前に山を下りました。

コンディションは、2エリアのビーコンが弱く聞こえました。 終始東京方向にアンテナを向け、いつも交信していただいている1エリアの局と新年の挨拶をしました。 次回のここでの運用は佐野市となりますが、またたくさんの局と交信をしたいと思っております。


2002/10/12  21:00 ~ 10/13 17:00

MODE12345 67890DX
SSB30517931  7 310 355

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

6年ぶりに全市全郡コンテストの参加します。 力を入れて担ぎ上げを検討しましたが、この時期の夜間の冷え込みもつらいので自動車で行ける移動ポイントを選びました。

全市全郡コンテストは交換するコンテストナンバーが長く、自作ログソフトのキーボード入力が非常に辛く感じました。 他のコンテストのようなスピードの交信ができず、最初の1時間で73局でした。 参加局が以前より減ってしまったのでしょか、22時台から空振りCQが増え始め、23時には居眠りがでてしまいました。 居眠りを耐えながら交信を続けましたが、気が付けば深い眠りに入ってしまいました。

たっぷり眠たので、翌朝は爽快です。 運用を再開しましたが昨夜の遅れは挽回できず、空振りCQの耐久戦のようになってしまいました。 以前から安蘇郡のリクエストをいただいていた局からも呼ばれました。 グランドウェーブの伸びはよかったと思います。 寒さのせいか、7エリアの移動局が少なく感じました。

2002/08/03  21:00 ~ 22:00, 08/04 07:00 ~ 11:00

MODE12345 67890DX
SSB1892262   11  11 241

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

フィールドデーコンテストに参加しました。 雷鳴が聞こえていますが、雨が降る気配はありません。 21時のスタート時間を迎え、1エリアのパイルアップを受けて順調に交信数を伸ばしていた頃、突然雷に襲われました。 近場に落ちたらしく、不気味な地響きがしました。

山の中に上がったアンテナは、格好の落雷目標です。 大げさのようですが、生命の危機を感じました。 急ぎ同軸をぬき、雷が落ちないことを祈りながらアンテナを下ろしました。 アンテナを放置して、雨の中を逃げるように下山しました。 雨が上がる気配がありません。 一度帰宅することとしました。

4時に起き、アンテナを放置した運用地へ戻りました。 まだ雷鳴が鳴り響き、待機の時間が続きます。 7時を回ってようやく運用を再開しましたが、交信数が伸びず、11時で終わりにしました。 運用場所の近くの自生している山栗が小さな実をつけ、秋の準備もできているようでした。

2002/07/06  21:00 ~ 07/07 15:00

MODE12345 67890DX
SSB366421013 1819 113 473

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

6m & Downコンテストは仕事の都合によりフル参加できない予定でしたが、直前に運よく状況が変わりました。 しかし、残業続きで体調もあまりよくありません。 まずはよく寝て、当日を迎えました。

運用場所は、過去の運用によれば北と西方面がイマイチよくありません。 コンテストスタートの21時から2時間は真剣に運用し、交信数を一気に伸ばします。 体調が思わしくなく、深夜はゆっくり眠ることにしました。 早朝のグランドウェーブで、7エリア北部と3,9エリアのマルチを狙い、Eスポで一気にマルチを増やす皮算用です。

日の出まで睡眠をしっかりとり、運用を再開しました。 思惑通りにはいかず、いつも取れるべき3エリアと9エリアのマルチを落としてしまいました。 太陽が高くなってくると、次はEスポとスキャッターの期待です。 8エリアは全く入感せず、マルチが伸ばせない結果となってしまいました。 しかし交信数は伸び、楽しいコンテストでした。

2002/05/03  09:00 ~ 15:00

MODE12345 67890DX
SSB1965        1 202

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

常置場所(現設置場所)は関東平野の縁にあり、6mでは決して電波の飛びがいい場所ではありません。 それでもどのような結果になるか興味があり、オールJAコンテストは常置場所から参加してみました。 結果は全く楽しむことができませんでした。 今日は楽しめなかったオールJAコンテストの憂さ晴らしも兼ね、やる気満々で安蘇郡田沼町に移動運用します。 今日の東京コンテストは、マルチが都内に集中していますので、南側が開けた林道にアンテナを上げました。

早い時間から運用する予定でしたが、久しぶりの移動運用でセッティングに手間取ります。 運用できるようになったのがコンテスト開始直前つなってしまいました。 慌てました。

東京コンテストは、都外局同士の交信もポイントになります。 積極的にCQを出し、局数を増やします。 やはり主役は都内の局となりますので、栃木からの参加は200交信を超えるのが精一杯でした。

2001/09/08  13:30 ~ 17:00

MODE12345 67890DX
SSB33 1    1 11 37

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

6mのWACAを完成し、現在WAGAを目指しています。 まだ交信したことのない郡が22ありますが、だんだんとWAGAの完成を意識するようになります。 情報によると、今日は滋賀県野洲郡の移動運用があります。 この移動局と交信することを目的に、安蘇郡田沼町に向かいました。

9月といえども、栃木南部は夏の暑さが続きます。 運用地の峠付近は、セミの声が騒がしいほど聞こえています。 動くと汗が吹き出し、Tシャツをぬらしながらアンテナを上げました。

運用予定の周波数にあわせると、野洲郡の移動局の信号がQSBを伴って入感していました。 タイミングを計ってコールすると、すぐに交信することができました。 これで残り21郡で、WAGAが完成します。

目的であった野洲郡との交信ができ、空き周波数を見つけてCQを出し始めます。 比較的昼という運用局が比較的少ない時間帯でしたが、結果の交信となりました。 気温は高いですが夏のバズが消え、秋の気配を感じるコンディションでした。 これから寒くなるまで、グランドウェーブで遠距離交信が楽しめそうです。

2001/07/20  10:30 ~ 12:30

MODE12345 67890DX
SSB6 231    1  13
CW1           1

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

新聞によりますと、7月12日、葛生原人とされていた人骨が15世紀のものであるということが判明したそうです。 大昔にこの地で原人が生活していたというすごいお話は、年代測定技術の進歩によりあっさり否定されてしまいました。 がっかりな結果ですが、地元の方々の落胆は大きいものだったのではないでしょうか。 国道293号を安蘇郡田沼町から葛生町に入ると、まもなく葛生原人のキャラクターが迎えてくれます。 彼はいつか撤去されてしまうのではないかと心配です。

今日は、島根県能義郡で移動運用があるとの情報を受け、西に強い移動地のある葛生町で移動運用を行ってきました。 移動情報にあわせて出かけたため、遅い運用開始となりました。 ワッチをはじめて間もなく、目的の能義郡の運用局の信号が聞こえました。 ノイズに埋もれそうなギリギリ状態でしたが、無事に交信することができました。 Eスポの気配もなく、グランドウェーブによる交信だったと思います。 コンディションは非常に良かったようです。

栃木南部の林道には、移動運用しやすいポイントがいくつもあります。 しかし、ゴミの不法投棄などの影響で、運用ポイントは立ち入り禁止になってしまった個所があります。 残念なことです。

12時を回ったところで、ローカル局が遊びにきてくれました。 今日は能義郡と交信ができてもう満足なので、早々に片づけて安蘇郡田沼町の蓬山ログビレッジ内のレストランで食事をしました。 そばを二人で一升注文し、お互いダイエット中なのに完食しました。 そばには好みがありますが、私は好きで時々食べに行きます。 家族4人で来るときは、五合しかオーダーしません。 蓬山ログビレッジは周りを山に囲まれ、6mの移動運用には適しません。 アスレチックなどがあり、子供に喜ばれます。

2001/03/31  16:30 ~ 20:00

MODE12345 67890DX
SSB3012      11 35
CW1           1

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

明日4月1日は、千葉県白井市と茨城潮来市が誕生します。 栃木から離れた距離ではないので、特に問題なく交信ができる地域です。 しかしJCCを追うマニアとして、人より早い新市誕生直後の交信を狙おうと思います。 50Wの出力を、一気に平野部に送り込める場所として、関東平野を見下ろせる安蘇郡田沼町に出かけました。

平野部を自動車で走行しているときにはみぞれが降っていましたが、ちょっと標高が高くなると雪になっていました。 雪の移動は久しぶりです。 ギンギンに冷えたアンテナの組み立ては、非常につらいです。雪はどんどん積もってきます。

新市が誕生するときや消滅する市や郡があるときは、必ずJCCやJCGを追う無線局が聞いています。 便乗して安蘇郡から楽しませていただきます。 まずは印旛郡と行方郡の移動局をコールし、交信を済ませました。 この2郡は、消滅する郡なのでもう聞くことがありません。 その後CQを出し始めると、1エリアをはじめ周辺エリアの移動局から呼ばれました。

雪さえ降らなければ良かったのですが、20時を回ると寒さで限界を感じ始めました。 一度常置場所に引き上げ、身体を温めることにしました。 新市の運用局との交信は、足利市の大岩山で移動運用でやろうと思います。

2000/04/28  21:15 ~ 04/29 16:00

MODE12345 67890DX
SSB4322631   8 17 478

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:6EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

オールJAコンテストは、栃木県安蘇郡田沼町から参加しました。 飛駒川の奥から入った林道です。 ごみの不法投棄がひどく、決して気分のいい運用地ではありません。 そこそこ各方面に開けています。

オールJAコンテストは汗ばむ陽気と考えていましたが、時期を疑うような早朝の冷え込みがありました。 寒さの影響で移動局が少なかったからか、7エリアのマルチを落としました。 いつも強力に聞こえている7エリアのビーコンも蚊のなくような弱々しく、北方面のコンディションは悪かったようです。 9エリアや0エリアも局数も伸びず、運用地の選択をミスした可能性があります。 この時期の移動運用は、天気に合わせた移動地選びが必要かも知れません。

2000/04/22  21:00 ~ 23:00

MODE12345 67890DX
SSB561          57

リグ:TS-60S(50W) アンテナ:4EL  HB9CV(9mH) 電源:発電機

昨夜は、スキャッターで全国的にオープンしていました。 今日も昨夜同様にオープンしていれば楽しめると考え、安蘇郡田沼町に出かけました。

運用地は、田沼町と足利市の境です。 松田川沿いに北上して松田側ダムの分岐をさらに北上し、老越路峠へ向かう林道のピークで運用しました。 南によく開けたポイントですので、1エリア向けのポイントです。他のエリアに対しては、全く開けていません。

夜間は林道の交通量はゼロに等しく、安心して運用することができます。 しかし、地域特有のお化け伝説があり、小心者の私には心細い運用でした。

夜間の運用にもかかわらず、たくさんの局と交信することができました。 途中でDXerにうるさがれ、故意的な混信を受けました。 サイクルピークになると、にわかにDXerが6mに増えますので、バンド内の様子も変わります。 しばらく国内QSOは遠慮したほうがいいかもしれません。