6mで移動運用のすすめ

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このページの目的

2000年に6m・SSBのWACA、2003年に6m・SSBのWAGAを受賞し、すっかり燃え尽きてしまいました。 アワードはアクティビティ向上には最適な仕組みですが、時には毒にもなります。 あれほど真剣にやっていた6mと距離を置きたくなり、ちょうど忙しくなった仕事に没頭しました。

15年経過してアワードの毒が抜けきったころ、何となくアマチュア無線を再開したくなりました。 アワードの完成には、たくさんの6mマンの先輩方の存在がありましたが、完成だけさせてフェードアウトしてしまったことに負い目があります。 再開はもちろん6m。 楽しかった移動運用で、WACAやWAGAを目指す局にJCCやJCGをサービスしたいと考えました。

6mを再開すると、驚いたことがあります。 移動局の減少です。 2000年頃は多くの移動局がいて、それと交信を狙う固定局がいて、活況を維持していました。 休日ワッチしても肌感で半減、午後になるとバンドはガラガラです。 これでは6mの楽しさは失われてしまいます。

昔の様に6mがにぎやかになる方法はないだろうか考えた結論は、移動運用を楽しむ局を増やすことだと考えました。 移動局のCQが増えれば、固定局も珍しい市郡との交信を求めて6mにまた集まってくると思います。 したがってこのページの目的は、6mの移動局を増やすことです。

6mをすすめる理由

現在活気のあるバンドと言えば、国内の広いエリアと交信できるローバンドと、手軽に開局できる144MHzと430MHzではないでしょうか。 個人的な意見ですが、ローバンドはある程度のパワーが必要です。 100W以上の運用局が増えた現在では、4アマで開局したての局が10Wで楽しむことは難しいと感じます。 また144MHzや430MHz、特にFMモードはアマチュア無線の基本から外れた活用の仕方が始まっています。 ならば10W以下でダイポールでも楽しめるバンドは何かと言えば、6mの移動運用になると思います。

さらに6mは多彩な伝搬を経験することができ、今後のアマチュア無線を楽しむ上で必要な多くの経験を積むことができます。 以前から言われる『6mは入門バンド』という認識は、ここからきています。 もしアマチュア無線をこれから始める、始めて間もない方は6mの移動運用を強くおすすめします。 6mを経験し、基礎を作れば、他のバンドでも十分楽しめるスキルを得られると思います。