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Note ノート(ログ)
移動運用に限りませんが、アマチュア無線では交信の記録を取ります。 専用の業務日誌が市販されていますが、こちらを利用しても市販のノートを使っても構いません。 近年では専用のソフトウェアもあり、ログを入力すれば、QSLカードの印刷やアワードの申請ファイルの作成などが自動的に行えます。 自分の好きな方法で記録を取ればいいのです。
私は市販のノートを使っています。 理由は自由に何でもかけるからです。 移動ポイントの情報や天候のこと、食事や温泉こと。 書いておけば後で役立ちます。 私はパソコンを扱う仕事をしていますが、あえて記録はパソコンを使わず、アナログな方法に頼っています。
ログとは
何のために
そもそも交信の記録を残す業務日誌は、何のために付けるのでしょうか。 QSLカード発行のため? アワード申請のため? どちらも正解です。 個人的な考えですが、相手局からの情報やコンディションを記録するためではないかと思います。 その上で、QSLカードを発行したり、アワード申請のためのデータとして活用されるものだと思います。
何を書くか
最低限書いておくべきことがあります。
相手局のコールサイン,交信日時,相互のシグナルレポート,周波数,モード
JCCやJCGなどのアワードを考えると、相手局の運用地なども控えておくといいと思います。 全ての交信で書くべきではありませんが、移動運用なら運用した市郡、運用地、使ったアンテナとリグなどを控えておきます。 私の移動運用は6mばかりですから、周波数も書きません。 モードははSSBとCWがほとんどですから書かないで、シグナルレポートで判断します。 たまにAMを運用したときは、どこかにAMを書いておきます。
[記載イメージ]
2020/1/1 栃木県足利市(1502) 足利山南駐車場(320m)
Rig.TS-60S Ant.9mH F9FT
6:35 JK1SPQ/1 59/59 奥多摩郡
6:37 7L3GQH/1 59/59 相模原 緑区 AM
6:40 JK1SPQ/1 599/599 奥多摩郡
その他の記録
私は移動地で聞こえる各地のビーコンの信号をメモっておきます。 ノイズやバズが出た、ビートをかけられたなど、なんでも書いておきます。 信号が強くよく呼ばれる局などは、余裕があれば(パイルになっていなければ)アンテナとリグを聞いて書き込みます。 その様な局からのコールは、信号の強弱によって運用地の良し悪しの判断になります。
ビートをかけてくるのは、だいたい決まった局で運用地に近い局がほとんどです。 この様なヒマ人は無視をするのですが、ビートをかけられやすい運用地として記憶しておくのも運用地選びに役立ちます。 雷など急な天候の変化もメモっておくと、次回以降の移動運用に役立ちます。
こんな用な情報をささっと書いておけるのも、紙ログ(ノート)の強みです。
書いた情報
パソコンに入力する
二度手間となりますが、私は書いた情報からQSLカード用にMicrosoft Excelに入力管理しています。 QSLカードの受け渡しは、こちらで管理し、Microsoft Wordの差込印刷機能でQSLカードに印刷します。
その他の情報は、紙ログのまま保存します。 同じ移動地に出かけるときや、昨年のコンディションを確認するときは、紙ログを見て予測をたてます。
ハムログは使わないの
ハムログはたくさんの情報を入力でき、私にとっては過剰です。 何度か利用を試みましたが、操作的にも納得できず紙ログに戻ってしまいました。 ただ私は使わないだけであり、優秀なソフトウェアであることは間違えありません。 好みによって、どんなログを使うべきか検討してください。
余談
コンテストのログ
コンテストログも優秀なソフトウェアがたくさんありますが、私は自作のログを使っています。 非常に簡単な画面デザインで、個人的には使いやすいと思っています。 特に特別なツールを使ったわけではなく、Microsoft ExcelのVBAで作りました。 こだわりの電子ログも、身近なツールでできてしまいますので、興味のある方はトライしてみてください。