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Xmtr & rcvr  リグ(無線機)

ちょっと無理やりですが、XMTR(送信機)とRCVR(受信機)を合わせたもの。リグです。 アマチュア無線の免許を取得すると、一番初めに購入する機材がリグではないでしょうか。 決して安くない買い物ですので、購入に勇気がいると思います。 後悔しないよう、しっかり選んでください。

リグ選びで苦労している方は、お近くの信頼できる販売店に相談することをお勧めします。 販売店は、顧客からの声が寄せられます。 購入者の評判を参考に、リグを選ぶと間違えないと思います。

地域によっては販売店が遠く、通販での購入を考えてる方も多いと思います。 6mの移動運用目的のリグなら、移動運用アクティブな6mマンに相談すると間違えがありません。 6mをやっている方は親切な方が多いですから、電子メールやSNSを通じで相談に乗ってくれると思います。


私の無線機を選び

FT-690mkⅡを購入したとき

6mを始めたいと考え、地元の販売店に行きました。 販売店は、私が資金を持ち合わせていないことを見抜いていたのかもしれません。 高い固定機は勧めず、移動運用に向いたポータブル機のFT-690mkⅡと専用アンプのFL-6020を勧められました。

さっそくFT-690mkⅡに電池を入れ、市内の高台に登って付属ロッドアンテナで運用しました。 430MHzや144MHzのハンディー機と同じような感覚で運用しましたが、思うように交信ができません。 販売店を再び訪ねてこのことを伝えると、ダイポールかヘンテナを作ることを勧められました。

家に戻って、教わったとおりの寸法でヘンテナを作り、翌日同じ市内の高台で運用すると交信ができました。 季節はEスポシーズン。 CQを出すと近隣の固定局からの応答に混じり、6エリアからも呼ばれます。 VFOを回すと南鳥島の局が聞こえ、簡単に交信ができました。

販売店で購入すると、様々なアドバイスがもらえます。 FT-690mkⅡは消費する電力が少なく、後々気付いたのですが移動運用には最適なリグでした。 10W機は非力に感じることがありますがJCC400に手が届き、移動運用やコンテストでも楽しむことができました。 FT-690mkⅡは25年近く使っていますが、まだ現役として山に登った移動運用で使っています。 25年も使えれば、とてもお得な買い物ができたと言えるのではないでしょうか。


TS-60Sを購入したとき

6mの移動運用に夢中になっていると、近隣の6mマンと仲良くなりました。 彼らとのコミュニケーションから、様々な移動運用のノウハウを教えてもらえました。 そして彼らが使用していた機種がTS-60Sでした。

FT-690mkⅡ+FL-6020を使ってJCC400に手が届きましたが、なんとなく10Wの限界を感じていました。 彼らから勧められたTS-60Sの購入しようと量販店に立ち寄ると、意外に割引てもらえるようです。 ちょうどモノバンド機が消えつつある時期でしたので、安く買えるタイミングだったのかもしれません。 すぐに購入しました。

聞いていた情報ですが消費電力が大きく、今まで使っていたバッテリーでは容量不足でした。 その対策として、小型の発電機と安定化電源を買いました。 だんだんと移動運用が重装備になってきましたがJCCも増え始め、コンテストでも入賞できるようになりました。 出費に見合う楽しみを手に入れることができました。


IC-7300M

私は6mの他に、たまにDXも楽しみます。 それまで自宅には、TS-690がありました。 そろそろ新しいリグが欲しいと考え、近隣に住むDXerに意見を求めました。 たまたま彼はIC-7300を購入したばかりで、価格以上に性能がいいと勧められました。

知り合いの販売店に電話をすると評判の良さを聞き、価格も通販と同等でした。 サポートが期待できない通販ならば、販売店で購入したほうが絶対に安心できます。 自宅から離れた販売店であったため、そのまま注文して手に入れました。

IC-7300は軽量で、移動運用でも使えます。 ただし消費電力が大きく、新たに発電機を購入して、今では移動運用で使っています。 スコープがついているので相手局の電波の広がりがわかります。 サイドが切れていてきれいな電波だなと思うと、相手局もIC-7300だったりします。 そんなことも最近のリグではわかってしまうので怖いです。


QRP機を買うことはどうなのか

経験の浅い局にはお勧めするのは疑問

個人的な意見です。 私が旧電話級だったころを振り返ると、QRP機を買ったとして楽しめるスキルがあったかというと自信がありません。 移動運用で良いロケーションで運用でも、10Wだから楽しめたような気がします。 Eスポでの交信では、10Wでは後回しにされて強い局から交信ができます。 QRPではさらに交信の順番が回ってこないでしょうから、1交信するのに忍耐がいるかもしれません。

出力は、力量のなさをカバーしてくれる要素とも言えると思います。 この点から、開局間もない局にQRP運用を勧めるのは酷だと思います。 『ある程度スキルのある局』には、腕の見せ所でQRPは面白いかもしれません。 しかし、これから始める方はある程度の出力をしっかり出して、移動運用の楽しみを知ってほしいと思います。


今だからこそ欲しいQRP機

私の場合のの話です。 6mでWACAとWAGAが終わると、国内ならばどこでもできるという気になりました。 交信することに感動がなくなり、移動運用に出かけてもつまらなくなります。 運用に熱が入らなくなり、私は15年ほど休みました。

最近、QRP機を使った運用を行うことがあります。 山の上に軽装備をもって出かけ、運用すると『意外』を感じます。 50W機と5エレを使っていた今までと違う世界を感じることができます。

目標を達成してしまったときや飽きてしあったときは、少し視点を変えることでまた新たな熱中が生まれるのかもしれません。 その一つにQRP運用があり、今はFT-690mkⅡお供で、ダイポールと電源は電池で楽しんでいます。 FT-690mkⅡが現役なので買い替える予定はありませんが、壊れてしまったらQRP機を買うと思います。


中古はどうなのか

ちゃんと出力が出ればOK

もし、中古で6m機を買いたいと相談されたら、FT-690mkⅡ+FL-6020を勧めます。 自分でも使っていますし、消費電力も小さく、移動運用向きです。 程度のいいもので保証があるものならば、問題ないと思います。


買ってしまって残念なリグ

IC-820

144MHzと430MHzのSSBがやりたくて購入しました。 しかしバンドの雰囲気になじめず、長年放置の上で中古としてに安値で売りました。


FT-100

雨宿りで寄った量販店で、つい無計画に購入。 箱に入れたまま劣化が進み、そのまま中古で安値で売りました。


残念なリグたちのその後

勢いで買ってしまった残念なリグも、ゴミとなるわけではありません。 記念としてシャックに飾っておくという方法もありますが、値段がつくうちに中古市場に出すことにより新しいリグに生まれ変わります。

私はIC-820やFT-100のほか、要らないリグや機器を全て中古に出してしまい、そのお金でIC-7300Mを買いました。 きれいに片付いたうえに新しいリグが手に入り、満足しています。


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