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SWR meter SWR計
比較的新しいリグは、SWRを測る機能が付いているものがあります。 もし機能がないリグを移動運用で使う場合は、小型のSWR計を持っているといいと思います。
移動運用は仮設であるため、ちょっとしたことでSWRが変化します。 SWRが高い状態では、リグによっては出力が制御されますが、旧機種では負荷がかかりリグにとってはよくありません。
SWRが高い理由
アンテナの問題
アンテナの調整不足で、SWRが高い場合があります。 この問題は、なるべく移動運用に出かける前に調整して、SWR値1に近づけてください。 移動運用ですは、なるべく多くの時間を運用に費やしたいと思うはずです。 運用先で調整などしている暇はありません。
アンテナの周囲の影響
アンテナを上げる周囲の影響でSWRが変わることがあります。 経験ですが、ある非常に条件がいい運用地で上部の電線が災いして、SWRが高いというケースがありました。 その時は、アンテナの高さを下げてみたところSWRが下がり、問題なく運用することができました。
アンテナの下にあるフェンスが影響していることもありました。 その時はフェンスとエレメントが平行にならなければ、SWRは下がったということもありました。
いずれにせよ周囲に何もない状態がベストなアンテナでしょうから、アンテナを上げる場所は考慮するべきであることは間違えないです。
SWRはどのくらいまで大丈夫か
1.5なら大丈夫か
よくSWRは1.5以下にという説明を目にします。 SWR1.5では、進行波電力の4%が反射波電力として戻ってくると記憶していますが、 移動運用の最大出力の50W送信の場合、2Wの戻りがあるということになります。
これがいいのか悪いのかは、個人の判断になりますが、なるべく素直に電波は飛んでいくことに越したことがありません。
どうしても下がらない場合
最近のリグには、チューナーが付いている機種もあり、ちょっと高いSWRでもリグには影響がないSWRにチューンしてくれます。 運用はできますが、できればチューナーなしでSWRを下げたほうが正しいです。 それでも下がらない場合は、チューナーの力を利用するといいと思います。